真庭市議会 > 2021-06-11 >
06月11日-01号

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  1. 真庭市議会 2021-06-11
    06月11日-01号


    取得元: 真庭市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-15
    令和 3年 6月第4回定例会             真 庭 市 議 会 会 議 録             令和3年6月11日(金曜日)             ───────────────             議  事  日  程(第1号) 第 1 会議録署名議員の指名 第 2 会期の決定 第 3 報告第 2号 令和2年度(2020年度)真庭市一般会計予算繰越明許費繰越計算書について 第 4 報告第 3号 令和2年度(2020年度)真庭市水道事業会計予算繰越計算書について 第 5 報告第 4号 令和2年度(2020年度)真庭市下水道事業会計予算繰越計算書について 第 6 専決第 3号 令和3年度(2021年度)真庭市一般会計補正予算(第2号)について 第 7 議案第41号 真庭市心身障害者医療費給付条例の一部改正について 第 8 議案第42号 押印を求める手続きの見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について 第 9 議案第43号 真庭市職員定数条例の一部改正について 第10 議案第44号 真庭市手数料条例の一部改正について 第11 議案第45号 真庭市子ども・子育て会議条例の制定について 第12 議案第46号 動産の買入れについて 第13 議案第47号 工事請負契約の締結について 第14 議案第48号 動産の買入れについて 第15 議案第49号 令和3年度(2021年度)真庭市一般会計補正予算(第3号)について 第16 議案第50号 令和3年度(2021年度)真庭市介護保険特別会計補正予算(第1号)について 第17 議案第51号 令和3年度(2021年度)真庭市クリエイト菅谷事業特別会計補正予算(第1号)について             ~~~~~~~~~~~~~~~             本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件 日程第1から日程第17まで             ~~~~~~~~~~~~~~~             出  席  議  員(24名)   1番  緒 形   尚 君         2番  伊 賀 基 之 君   3番  黒 川   愛 君         4番  淺 野 和 昭 君   5番  吉 原 啓 介 君         6番  福 島 一 則 君   7番  柴 田 正 志 君         8番  妹 島 弘 和 君   9番  森 田 敏 久 君        10番  大 月 説 子 君  11番  伊 藤 義 則 君        12番  加 藤 大 悟 君  13番  西 田 文 子 君        14番  氏 平 篤 正 君  15番  長 尾   修 君        16番  入 澤 廣 成 君  17番  庄 司 史 郎 君        18番  小 田 康 文 君  19番  岩 本 壯 八 君        20番  妹 尾 智 之 君  21番  古 南 源 二 君        22番  中 尾 哲 雄 君  23番  森 脇 正 和 君        24番  河 部 辰 夫 君             ~~~~~~~~~~~~~~~             欠  席  議  員( 0 名 )             ~~~~~~~~~~~~~~~             遅 参 ・ 早 退 議 員( 0 名 )             ~~~~~~~~~~~~~~~             説 明 の た め 出 席 し た 者市長       太 田   昇 君    副市長      吉 永 忠 洋 君危機管理監    池 田 敏 浩 君    総合政策部長   有 元   均 君総務部長     中 谷 由紀男 君    生活環境部長   澤 山 誠 一 君健康福祉部長   岸 本 真 治 君    健康福祉部次長  江 口 祥 彦 君産業観光部長   金 谷   健 君    建設部長     頭 山 龍 一 君会計管理者    大 熊   昭 君    消防本部消防長  大 美   勝 君蒜山振興局長   橋 本 敏 郎 君    蒜山振興局次長  行 安 太 志 君北房振興局長   上 島 芳 広 君    落合振興局長   河 本 京 子 君勝山振興局長   河 島 賢 治 君    美甘振興局長   今 石 健 司 君湯原振興局長   畦 崎 宜 久 君    教育長      三 ツ 宗 宏 君教育次長     赤 田 憲 昭 君    湯原温泉病院事務部長                               須 田 昌 宏 君             ~~~~~~~~~~~~~~~             事 務 局 職 員 出 席 者議会事務局長   三 浦 祥 靖 君    参事       畦 崎 智 世 君主幹       氏 平   純 君             ~~~~~~~~~~~~~~~            午前9時30分 開会 ○議長(小田康文君) 皆さんおはようございます。 本日、令和3年6月第4回真庭市議会定例会が招集されまして、皆様には御参集をいただき御苦労さまでございます。 ただいまの出席議員は全員であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、配信しておりますとおりであります。 それではまず、議長報告をいたします。 3月定例会以降の諸般の報告については、配信しておりますとおりでございます。後ほど御覧いただきたいと思います。 以上で議長報告を終わります。 次に、太田市長から所信表明を行います。 太田昇君。 ◎市長(太田昇君) マスクを取らせていただきます。 それでは、私のほうから6月定例議会に当たりましての所信表明を申し上げます。 まず、決意から申し上げます。もうおはようございますは省略させていただきます。 本日、ここに令和3年6月議会定例会を招集しましたところ、議員の皆様には御参集いただき、誠にありがとうございます。 さて、私は市長就任以来、少子・高齢化が進行する日本社会における農山村部に位置する真庭市を、安心して暮らすことができ、かつ、活力ある地域として永続させなければならないという問題意識を常に根底に持ち、市政を推進してまいりました。国内外の情勢と潮流を見極めながら、バイオマス産業都市SDGs未来都市などの普遍性を持って時代を先取りする政策を推進し、持続可能性地域価値を向上させ、真庭市を将来世代につなげていくために、今何が必要なのか、何が正しい道なのかを常に自問自答し、検証してまいりました。 正直申し上げますが、このように日々緊張感を持ち、自らを磨き、知恵を絞ることは実に厳しいものがあります。幸いにして、国や県、民間など、真庭市を超えた広範な方々から応援や知恵を得るとともに、市議会はもとより多くの市民の方々の御理解のもと、希望と元気のある真庭の実現に向けて歩むことができたと思っており、皆様に心から感謝申し上げます。この思いを大切にして、50年近い間培ってきた行政と政治の経験を生かし、心新たに謙虚かつ大胆に、市民目線を徹底して真庭市政を進めてまいる決意であります。 それでは、開会に当たりまして私の所信を述べさせていただきます。 基本的な認識と姿勢であります。 まず、新型コロナウイルス感染症対策についてですが、御承知のとおり、変異株に感染した人を含め、感染者が国内各地で急増する第4波が発生し、3大都市圏をはじめ、岡山県にも緊急事態宣言が適用されて今日に至っております。真庭市においても4月以降、92名──6月10日現在ですけども──の新規感染者が確認されています。最近、岡山県全体や真庭市においては感染者の発生が減少傾向にあるものの、気を緩めることなく、感染対策にいま一度しっかりと意識を向けていただきますよう、この場をお借りして市民の皆様に強く訴えるものであります。 コロナ対策の切り札とも言えるワクチン接種について、真庭市では、岡山県や医師会と緊密に連携し、市内28の医療機関で接種しています。現時点では、医療従事者の方への接種はほぼ完了するとともに、65歳以上の高齢者への接種も、真庭市医師会や市内医療機関の御協力により、1回目の接種率が、6月10日現在ですが、42%──数字を競うわけじゃありませんけど、県で2番、ひょっとしたら1番になってるかもしれませんが──に達するなど、7月内の完了に向けて順調に進んでいます。64歳以下の方への接種については、基礎疾患を有する方や教員などからできる限り早い、エッシェンシャルワーカーの方もそうですが、早い時期に接種を開始し、個別接種と集団接種を併用して順次対象者を拡大していく方向で調整をしており、近々に公表する予定であります。マスコミ報道に出ておりますが、きちっとした形で公表をしていきます。安全、円滑、迅速をモットーに、一日でも早く希望者全員の接種が完了するように、引き続き全力を尽くしてまいります。希望者ということを申し上げておきます。 長引くコロナ禍の影響により、全市民が生活上の制約を受けておりますが、生活や事業が大きなダメージを受けて苦しんでいる方もおられ、心が痛みます。コロナ対策として、令和2年度から総額73億6,000万円──これは4月専決までのもので、あとの専決、そして今回の提案のものがございます──もの多額な経費と多様な事業を展開してきましたが、このほど低所得の独り親世帯以外の子育て世帯に対する国の特別給付金を給付するため、5月28日に一般会計補正(第2号)を専決いたしました。また、直接打撃を受けている飲食業や宿泊業に対しては、国、県の支援措置に加え、市独自の事業者臨時支援金配湯使用料の免除などの支援を講じてまいりました。 さらに、新たな支援を行うこととし、昨年度実施した市内特産品等の販売促進のための真庭おもいやり事業に加え、新たな支援策としてプレミアム付商品券の発行や飲食店等への感染防止対策費用の補助などを本定例会に提案しますので、御審議のほどよろしくお願いいたします。今後とも市民の暮らしと経済を支え、ポストコロナを意識して、必要に応じて迅速かつ的確な対応に努めてまいります。 共生の地域社会まにわを目指してということですが、新型コロナウイルス感染症により社会が大きく変容し、価値観も変わりつつある中で、真庭市を次世代につなげていくためにどうすべきかを市民の皆様とともに考え、昨年度第2次真庭市総合計画を改訂し、また、それに基づき4月には真庭市共生社会推進基本方針を策定しました。今後はこの計画と方針の下、真庭ライフスタイルの原点である、一人一人の暮らしを大切にしつつ、全ての市民が尊重し、共に生きる地域の実現、つまり生まれてよかった、住んでよかった、来てよかった、市民の皆様が誇りに思える共生の地域社会まにわの実現を目指します。 人口減少社会への対応と未来への投資。 今後45年で日本の総人口は約3割減少し、8,800万人程度になると推計されています。社会の成熟化に伴って、一定の人口減少はやむを得ませんが、底なし沼に落ちていくような、急激で長期的な出生数の減少や、東京圏一極集中による人口偏在、いびつな年齢構成などから、この人口減少傾向日本社会危機的状況を表していると言えます。 このような中で、小さな一自治体でやれることの限界はありますが、明治以来150年にわたる人口増大時代の価値観を捨て去り、これまで培ってきた人の絆や地域の自治力を維持、向上させ、子どもを産み育てやすい地域社会、お互いに助け合う共生社会健康長寿社会の実現を、真庭市なりの戦略をもって人口減少に適応した社会構造をつくっていくことが重要であります。今後も人口減少は進みます。公共インフラも寿命を迎え、商店も少なくなるでしょう。これをただ嘆くだけでなく、活力がある地域をどうすればつくることができるのか。要は真庭の地域価値を上げ、暮らしやすい地域をつくり上げることです。景観、町並み、産業だけでなく、文化や地域の醸し出す雰囲気に至るまで、何かが違う、品格がある、そんな地域になることを頭に描いています。GREENable HIRUZENは、その中の一例であります。 そのための大きな要素の一つが、ゼロカーボンシティの実現であります。真庭市では、2030年の温室効果ガス削減46%の目標を達成するため、再生可能エネルギー自給率100%、バイオマス資源の徹底活用などを推進してまいります。どこよりも暮らしやすい豊かな環境をつくり出すとともに、付加価値の高い循環型地域経済基盤を強化するために、具体的なアクションを真庭市から始めていきましょう。この方向は、既に総合計画などに明確に示しておりますが、実現のためにはそれを担う人材が不可欠であり、人づくりが最大の課題であります。そのための重要な基盤となる学習、教育環境の充実について、市立の小・中学校の充実は当然ですが、魅力ある高校づくりや大学といった高等教育機関の誘致にも挑戦して、地域の総合的な教育力の向上に挑戦してまいりましょう。さらに、私たち社会人自身の学び直しであるリカレント教育や、自ら学ぼうとする人の背中を押す施策も進めてまいりたいと考えています。 施政方針。 以上のような基本姿勢に立って、令和3年度の施政方針を申し上げます。 1つ目は、安全・安心で魅力的な地域づくりです。 まず、昨年度改訂を行った第2次真庭市総合計画に基づき、真庭ライフスタイルの多彩性を一層充実、成長させ、市民一人一人が真の豊かさを実感できる共生社会まにわの実現を目指して、同時に策定した第2期真庭市まち・ひと・しごと創生総合戦略等を着実に実行していくことによって、ひと、まち、市役所の一体的な進化を進めてまいります。さらに、各施策、事業の実効性を確保するため、総合計画審議会総合計画推進本部による進捗管理、議会への定期的な状況報告等を徹底し、政策効果の検証と情報公開、共有による市政推進に努めてまいります。 また、地域づくりハード部分の中期計画である過疎計画についてですが、本年4月に過疎地域持続的発展の支援に関する特別措置法が成立したことに伴い、市としても新たに持続的発展計画として策定を進めています。私も総務省過疎問題懇談会の委員として新たな過疎対策の方向づけに加わった一人ですが、今回の法改正は、これまでの条件不利地域自立支援といった考え方を改め、自然環境や地域文化などを地域のポテンシャルとして肯定的に捉え直し、持続的発展を支援することに転換するものであり、自立支援といって、都市のほうが自立してないんですよ。それを過疎地域の自立を支援するというのは失礼千万だという議論をいたしました。さらに、未来を切り開く人材の育成が重点施策として掲げられています。このことは、まさに真庭市が目指す地域価値の向上による永続的に発展する地域づくりの方向性に合致するものであり、各分野の将来構想を盛り込んだ計画とするよう、各部局に指示をしているところです。 次に、SDGsについてですが、その基本理念である誰一人取り残さない地域社会の実現に向けて、真庭SDGs円卓会議を中心に、全市民の参加と行動を促進してまいります。本年2月に開催した第2回円卓会議では、高校生が積極的に登壇、発言し、若い世代の意識の高さに感激しました。現在、SDGsパートナーも5月末時点で186の団体、15の個人の登録があり、公民一体となった動きになりつつあると感じています。今年度は、構成団体の分野別ミーティングの開催支援や、市や関係機関が実施している出前講座や研修のカリキュラム化を進め、多くの方に受講、参加していただくことで、SDGsを語れるSDGs伝道師の育成にも取り組んでまいります。また、地球規模の深刻な諸課題の克服にも積極的に貢献してまいります。そのために、SDGsで示されている環境、経済、社会の調和とお互いに尊重し合う共生が不可欠であり、率先して共生の地域社会実現に取り組んでまいります。 真庭市の目指す共生社会の理念は、全ての人に価値があることをお互いに認め合い、自らが望む形で社会に参加できる居場所があり、さらに病気や加齢などによる心身の不調にお互いが心を寄せ合い、健やかな人生と天寿を全うするという内容です。昨年度、人権や教育、福祉関係団体をはじめとする市民の皆様からの御意見もいただきながら、真庭市共生社会推進基本方針を策定したところですが、副題にも掲げた「みんなちがって、みんないい」という大正末期から昭和初期にかけて活躍した童謡詩人金子みすゞの言葉が示すような理想の実現に向かって、全ての人が進んでいく決意と行動が必要です。 今後はこの方針に基づき、人の心、人の行動、社会制度社会基盤の4つの視点で、全ての施策、事務事業を点検、立案するとともに、共生社会を市民と共に実現していくために、真庭市共生社会市民会議、仮称ですが、立ち上げ準備を進めてまいります。 また、お互いを尊重し多様性を認め合う社会に向けた具体的な取組として、今年度新たに性別にとらわれない人間同士のつながりを婚姻と同様に尊重するパートナーシップ宣誓制度を、岡山連携中枢都市圏構成自治体──岡山市及び9自治体で構成してますが──で連携して導入します。さらに、市民の善意の輪を広げていく重要なツールとなる市民ポイント制度の導入に向けて、本年3月にスマートフォンを活用したポイント決済システムの実証実験を行っております。コロナ禍において、非接触型の決済サービスの検討も避けて通れないものとなりつつありますので、情報格差などにも配慮しながら、公金のキャッシュレス決済などの機能拡張も視野に入れて、引き続き基盤導入に向けた検討を進めてまいります。 防災・危機管理については、本年3月に、あらゆる災害に備え、起きてはならない最悪の事態を回避するための施策及び発生前の対応を定めた真庭市国土強靱化地域計画を策定しました。この計画に基づき、国の防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策予算も積極的に活用し、防災・減災関連事業の一層の推進を図ってまいります。また、浸水想定区域土砂災害警戒区域などの最新状況を反映した真庭市防災マップを改訂し、市内各戸へ配布しました。各家庭で危険な箇所や避難所等を御確認いただき、非常時にはいつ、誰が、何をするかを事前に話し合い、個々の避難経路等を明確にしたマイ・タイムラインの作成など、改めて出水期に向けての備えと命を守る最善の行動をお願いいたします。 真庭市としても、自助、共助の主体である地域住民の皆様や消防団、自主防災組織と連携しながら、様々な災害への備えを強化し、安全・安心な地域づくりに努めてまいります。また、消防本部では、真庭市、津山市、美作市の各消防本部が共同で運用している消防指令システムの高機能化に5月から着手しています。これにより通報受付機能の強化による現場到着時間の短縮、多言語対応など、より迅速で円滑な現場対応が可能になります。健康づくり高齢者福祉、障がい者福祉など、健康で文化的な生活を保障する施策については、共生社会の重要な要素と位置づけて、市民とともに基盤づくりと実践に取り組んでまいります。 まず、市民の健康づくりについては、市民1日当たりの歩数が全国平均と比較して1,200から1,500歩程度少ない傾向を全国並みに改善することを目指し、様々な取組を進めます。7月18日には、ウオーキングの極意を学ぶ市民参加型のウオーキングイベントの開催、9月から10月にかけては、歩数アプリを活用した1日歩数プラス1,000歩大作戦も予定しており、これまで運動習慣がなかった方に手軽な運動として習慣化を図り、健康長寿社会の実現を目指してまいります。 また、国民健康保険事業については、近年医療の高度化や高額薬剤の普及により1人当たりの医療費が増加傾向でしたが、令和3年度に70歳以上の被保険者数がピークを迎えて以降、漸次減少していくこととなります。一方、後期高齢者医療では、令和7年度まで被保険者が約2%ずつ増加していく見込みで、全体の医療費が増加していくことが予測されます。今後も医療費の適正化に向け、特定健診の実施や健康ポイント事業、医薬品の適正利用の啓発などを積極的に実施し、国民健康保険事業の安定と制度の維持向上に努めてまいります。 高齢者福祉については、昨年度策定した第8期真庭市高齢者保健福祉計画介護保険事業計画基本理念である「いくつになっても いきいき暮らせるまち・まにわ 認知症になっても 安心して暮らせるまち・まにわ」を目指して、健康長寿のまちづくりを進めてまいります。特に、介護予防や健康増進、生きがい活動の場として多くの人が参加できる「集いの場」支援事業については、本年度、補助制度を拡充し、既に4月以降、3会場が新たに開設され、合わせて54会場で実施されています。さらに2025年、120会場の目標達成に向け、地域や社会福祉協議会等と協働して取り組んでまいります。 障がいのある人が住み慣れた場所で安心して日常生活を送るためには、障がいへの理解促進、関係機関によるネットワークや相談体制の強化による生活面での支援の充実、地域での支え合いの強化、さらに雇用機会の拡充などをより一層進める必要があります。市では、令和3年度から3か年計画である真庭市障がい福祉に関する実施計画に基づき、障がいのある人への福祉施策の充実に加えて、全ての市民が障がいの有無にかかわらず、相互に人格と個性を尊重し合うことのできる共生社会の実現を目指し、新しい実施計画を着実に実行してまいります。 共生の地域づくりの基盤は、地域に根づき、地域で暮らす方々のコミュニティー、地域自治の力です。この間、人口が減少する中で、集落機能を維持し、安心して暮らせるよう、自ら地域課題を解決していこうとする自主自立の動きが活発化してきています。市としても、地域自治の強化に積極的に取り組む意欲や熱意のある地域には、公共施設などを有効利用した地域自治の拠点の設置を予定しております。さらに平成18年度に策定した真庭市協働のまちづくり推進指針について、地域団体や市民団体の皆様と共に見直しを進め、現状に合った地域自治、協働のまちづくりの方向、支援の在り方などについて明確化していきたいと考えています。 また、地域振興のためには、地域づくり人材をつなぎ、交流することで生まれる発想を生かし、自主的な活動を応援しながら、個性ある地域をつくっていくことが重要です。昨年度から実施している市内SDGs交流事業、まにわを知ろう!バスツアーには、自治会、女性グループ、子ども会など、1,500人を超える幅広い層の方が参加しましたが、市内の特色ある取組や体験を通じた地域間交流により、まちづくりへの参加意欲の高揚、地域活動の活性化などの成果が現れています。本年度も知られざる真庭の魅力を再発見し、真庭を愛する市民を増やしていくために、市民の自主的な取組を支援してまいります。 また、真庭市を元気にする活動支援事業では、市内の団体や事業所が開催するイベントや交流事業、若者同士のネットワークづくりをサポートし、人口減少が進む中、元気で希望のある地域づくりを目指していきます。さらに本年度新たに、将来を担う子どもたちに、地域を誇りに思う心を育み、地域の方々も子どもや学校を大切な財産、自分事として関わっていただけるよう、郷育をテーマにした地域づくりに取り組むため、学校と地域をつなぐ郷育魅力化コーディネーターを2名配置しました。 地域おこしのキーパーソンとなっている地域おこし協力隊については、現在6名の隊員が活動しておりますが、引き続き有為な人材を確保し、市外からの視点や新たな価値観を取り入れながら、地域の活動を下支えし、あるいは自ら中心となり、地域活性化を図ってまいります。 交流定住センターでは、令和2年度に相談対応した方のうち、7世帯12人が真庭市へ移住したという成果も出ています。今後も地域活動と市民活動を結びつけ、移住相談などで受けた住まいのニーズを地域へ伝え、移住希望者との橋渡し役も担える総合的な機能強化を進めてまいります。 交流定住情報発信サイトのCOCO MANIWAやManicolleについては、コロナ禍で生き方や暮らし方を見直す人が増えていることなどからアクセス数が急増しており、引き続き移住のみにとらわれず、多様な分野での情報発信に努めてまいります。また、市内外で真庭市の情報を受け取るツールとして、どんなメディアや情報ツールが活用されているのかを世代や属性ごとに調査、把握し、より効果的な広報、シティプロモーション活動を展開してまいります。移住相談については、コロナ禍でも対応可能なオンライン等の体制を整えたこともあり、対前年比112%の134件となっています。今後も交流定住センターと連携し、一つ一つの相談に対し丁寧に寄り添ってまいります。 真庭なりわい塾については、日帰りカリキュラムやオンラインでの受講など、新型コロナウイルス感染症対策をしっかり講じながら、本年度新たに北房地域をフィールドとした1年目の基礎講座と、中和地区では4期生による実践講座を開催してまいります。 ふるさと納税については、本年度2億1,000万円を目標とし、魅力的な商品開発による地域産業の活性化、寄附を通じた真庭市の認知度向上や関係人口の増加につなげてまいります。さらに、今後は企業版ふるさと納税を含めて、市民にとって価値があり、真庭市を応援してくださる皆様にも共感いただける効果的な活用方策の立案やPRを行い、寄附額の一層の増加を目指してまいります。 また、昨年度改訂した真庭市まちづくり計画、真庭市都市計画マスタープランに基づき、中心市街地の魅力及び生活環境の向上のために、地域の中に積極的に職員が入り、現状や課題を共有し、地域とともに事業計画を検討、実施するなど、まちなかの魅力アップに向けた取組を着実に進めてまいります。 空き家対策については、真庭市空家等対策計画に基づき、UIJターン者受入れによる地域づくりへの空き家の利活用や、老朽危険空き家対策による地域住民の安全で安心な生活環境の確保など、部局横断的に総合的な空き家対策を実施してまいります。 次に、各地域の取組について振興局ごとに申し上げます。 蒜山振興局では、人々の暮らしの営みの中で形成された草原景観を維持するために、山焼きが継承されてきました。一昨年からは、農家の有志が山焼き地に自生するススキを蒜山のカヤとして生産販売する事業に取り組み始めました。本年度は、事業推進組織の設立や、茅葺き文化を通じた都市住民との交流事業などを進め、地域内経済循環とカヤでつながる関係人口づくりを推進してまいります。 また、中和地区では、中和いきいきプロジェクトの成果として世界的に有名なレストランガイドブック「ミシュラン」で紹介されたウナギ専門店やソバ屋が移住するなど、持続可能な地域づくりが活発に展開されており、昨年度の人口は純増になりました。 北房地域では、今年度北房観光協会が日本財団の助成を受けて、渚の交番プロジェクトに取り組みます。里山と里海をつなぐ交流拠点を整備し、蛍や川などの地域資源を生かした体験や教育プログラムを通じて人や資源が交流する事業ですが、市としても北房観光協会と連携して、里山から森里川海の連環を発信するモデル地域となることを目指します。また、北房ダムの愛称を募集したところ、全国から445点の応募があり、「四季彩湖」に決定し、桜が満開の4月2日にお披露目をしました。これを契機に、民間事業者とも連携して、紅葉公園キャンプ場など、周辺一帯を魅力あるアウトドアフィールドとして磨きをかけ、北房地域全体の魅力アップにつなげてまいります。 落合地域ですが、津田地区では4月2日からまにわくんに代わる公共交通手段として、デマンド方式の津田コミュニティバスの地域運行事業が始まりました。これによる地域の足として、利便性確保と地域の見守りなど、コミュニティーの向上につながるものと期待しております。また、吉縁起村やUEDA VILLAGE、別所地区の廃校を活用したミュージアムなど、地域資源を活用し、地域の魅力を発信する事業を引き続き支援していくとともに、新たな人材育成に取り組んでまいります。 久世地域では、あなたに会いたいまちづくりをコンセプトに、久世駅前の空き家をコワーキングスペースとして再生したり、商店街の古民家をミニシアターとして改修するなど、地域の交流拠点が生まれてきており、今後久世駅前から旧商店街への回遊ができるよう、まちづくりを進めてまいります。 勝山地域では、町並み保存地区の伝統文化を感じる質の高い町並みを継承、活用した観光地域づくりを推進するため、引き続き地域住民との議論を深めていきます。神庭の滝自然公園については、眺望と自然景観に磨きをかけるための施設整備を進め、さらに蒜山、湯原の観光地と連携を深め、見学するだけの観光ではなく、自然を体験できる魅力的な名所として利用増を図ってまいります。 月田・富原地区については、空き家や旧富山小学校の活用を検討し、それぞれの地域にマッチした、緩やかで小さな拠点づくりを支援し、健康と長寿を享受できる、持続可能な地域づくりの推進に努めます。 美甘地域では、4月からクリエイト菅谷の運営を新たな指定管理者の下で開始しております。施設内の食堂もリニューアルオープンし、地域資源を活用したメニュー開発も進めており、地域と連携した新たな動きが始まっています。 湯原地域では、以前からつながりのある名古屋芸術大学の松岡准教授と生徒たちが手がけたアートがゴールデンウイーク期間中、温泉街に飾られ、はんざきアートめぐりが行われました。コロナ禍にあっても、作品と写真撮影を楽しむ若者が絶えませんでした。また、はんざき山車が、市も支援しますが、地元住民主体でリニューアルされます。はんざき祭りなどでの活用など、温泉街のにぎわいと回遊につなげてまいります。温泉関係では、足温泉館が源泉かけ流しの施設として生まれ変わりました。湯量に合わせた浴槽改修など、湧き出たままの成分を損なわない源泉の魅力を、足地区の管理者とともに最大限、発信してまいります。 二川地区では、令和2年度から開始した二川デマンド交通の利用者が100人を超える月もあるなど、好評な状況が続いており、地域全体によい影響を与えています。さらに地域振興法人の立上げや、旧二川小学校を活用した漫画館運営に向けたイベントの企画が進んでおり、市としても積極的に支援してまいります。 2つ目は、力強い循環型の地域経済づくりです。 まず、蒜山地域では、御承知のとおり、間もなく観光文化発信拠点施設GREENable HIRUZENが完成し、7月中旬にオープンいたします。この施設は、象徴的な建物であるCLTパビリオン「風の葉」を中核として、隈研吾氏の建築作品をはじめとしたサステーナブルな現代アートを展示するミュージアムや、自転車文化の発信拠点となるサイクリングセンターから構成されており、芸術や文化を観光に取り入れていくことや、地球環境保全といった社会的価値を打ち出すために、阪急阪神百貨店との連携による地域ブランドGREENableを立ち上げ、蒜山の草原再生活動に参加してもらうメニューを作るなど、今までとは違う観光を打ち出し、観光だけでなく、市民の誇りを醸成する施設として活用してまいります。 また、阪急阪神百貨店から地域活性化企業人、企業人材派遣制度を活用した企業研修員、さらに全国で初となる企業版ふるさと納税、人材派遣型の仕組みを活用し、両備ホールディングスから専門的ノウハウを有する人材の派遣を受けることができました。今後さらに真庭観光局と連携し、行政と民間の異業種間の垣根を越えた取組を展開し、新たな人の流れをつくります。 真庭市の北の玄関である道の駅風の家の周辺整備を進めます。まず、隣接地に開業予定の世界最大ホテルチェーンのマリオットグループと積水ハウスが整備する民営ホテル、フェアフィールド・バイ・マリオット岡山蒜山との連携を視野に、そばの館をリニューアルします。もう一つの道の駅蒜山高原でも、新たな指定管理者によるホテル蒜山ヒルズの営業を再開しました。県から取得したサイクリングセンターでも、地域の特産品の販売を行い、2つの道の駅を拠点に宿泊、食事、買物などで地域を周遊できる新しいスタイルのにぎわいづくりを進めてまいります。 また、市内全体の観光振興については、観光地域づくりを推進するため、振興局ごとに地域振興計画を策定しました。今後は計画に沿って、それぞれの地域の特徴を生かした観光地域づくりに向けて、取組を進めてまいります。 林業振興についてですが、美甘、鉄山地区の6ヘクタールの森林について、森林経営管理制度に基づく管理が本格的にスタートしました。4月21日に、森林所有者、真庭市、真庭森林組合の3者により、実施権設定の調印式を行いました。実施権の設定は、岡山県内初のケースであり、県内のみならず国内でのモデルケースとなるべく、今後も制度の推進を図ってまいります。 真庭産木材の需要拡大については、春先から米材、欧州材の高騰により、国産材の需要が大きく伸びている状況であり、真庭市の木材産業にも好影響が現れております。ただし、このような状況が長続きする保証はなく、引き続き真庭産木材を利用した家屋等の新築、改修への支援など、CLTを含めた真庭産材の需要拡大に向けた取組を推進してまいります。CLTの普及については、2025年大阪・関西万博での活用を、私が共同代表を務めるCLT首長連合として働きかけてまいります。 広葉樹をバイオマス燃料として活用するエネルギーの森づくり事業については、今年度から広葉樹をチップ燃料として伐採、搬出する林業事業者へ1トン当たり2,000円の補助制度を設け、5月末時点で1,500トンの搬出があり、300万円の支援を行っているところであります。燃料化の実証事業については、真庭木材事業協同組合に業務委託を行い、蒜山地区の12ヘクタールの山林において事業化に向けて検討中です。この取組は、広葉樹のチップ燃料化の推進のみならず、ナラ枯れ被害の拡大防止対策にも効果があるものと期待しています。 有害鳥獣対策については、今年度からワイヤーメッシュと電気柵を組み合わせた複合柵の設置補助事業を開始しており、イノシシや鹿だけでなく、猿対策にも効果があるものと期待しています。さらに農作物だけでなく人間への危害が危惧される加害レベルの高い猿の群れについては、昨年度取り付けた発信器による群れの行動把握、効果的なおりの設置で、大量捕獲による群れの解消に取り組んでいます。 一昨年度から本格稼働しているジビエカーについては、食肉利用に向けた猟友会の捕獲技術とジビエカーでの処理技術の向上に伴い、美作市の2次加工処理施設への搬入頭数、これが令和元年13頭だったけども、令和2年度は何と214頭も大幅に伸びており、今後真庭市の地場産業としての活用も見据え、さらなる質の高いジビエの供給に努めてまいります。また、規格外の鹿肉の有効活用方法として、池田動物園の肉食動物への餌として供給する取組も行っております。 スマート農業機械の普及推進については、2年間の技術開発や実証プロジェクトにより蓄積した中山間地域の水田作に関する知見や技術の活用による、効率化、コスト削減、収量品質の向上に取り組む農業者に対して、スマート農業機械の導入を支援しています。あわせて、利用方法や安全対策、適切な機具選定方法などを学ぶ研修会も開催し、実証から普及への転換を図ってまいります。 また、昭和62年から着手しておりました林道川上1号線は、本年度全延長約11キロが開通します。これにより林業をはじめとする地域振興が図られるものと期待しております。 3つ目は、持続可能な真庭の環境づくりです。 令和2年3月にゼロカーボンシティを宣言した真庭市は、温室効果ガス削減に効果のある省エネ・低炭素型製品や、サービスを選ぶ賢い選択、COOL CHOICEを呼びかけてきましたが、令和3年度からはこれに加え、マイボトルへの給水スポットの整備やリユース食器の活用など、身近なところから脱プラスチックに向けた具体的な取組も提案し、市民の自発的なエシカルな行動をさらに促進するなど、ゼロカーボンシティまにわの実現を目指してまいります。 生ごみ等資源化事業については、本定例会に工事請負契約締結についての議案を提案しておりますので、よろしくお願いいたします。御議決いただきましたら、令和6年度からの本格稼働を目標に、持続可能な廃棄物処理体制の整備を推進してまいります。 川ごみ海ごみ対策についてですが、旭川の源流に位置する真庭市には、海ごみの原因を発生させない責任があります。流域の市町村や岡山県とも連携して、トンボの森づくり事業や瀬戸内海との交流など、里山里海のつながりを深め、真庭市が率先して海ごみの原因となる川ごみゼロを目指してまいります。 また、再生可能エネルギー100%の町を目指し、第2バイオマス発電所の実現に向けた取組を推進してまいります。建設が実現すれば、地域のエネルギー自給率の向上はもとより、脱炭素社会実現の大きなファクターとなり、地域価値を上げることになります。また、林業、木材関連産業の振興と雇用拡大にもつながるものであり、強靱で活力のある地域社会の実現に向けた大きな効果が期待されます。実現には、燃料確保をはじめ、多くの課題がありますが、関係省庁の支援をいただきながら、市内の関連事業者と一緒に方向性を定めてまいりたいと考えております。 公共交通については、令和2年度に改訂した真庭市地域公共交通計画マスタープランに基づき、市内高校再編に応じた路線の改編、運賃支払いのキャッシュレス化、枝線沿線人口に対する運行規模の検証など、まにわくんの利便性向上と枝線の利用実態を踏まえた適正な運行等について検討してまいります。 共助による地域のあし確保については、さきにも申しましたが、二川・津田地域で既に地域主体の運行事業が始まっております。今後も地域への普及拡大と支援を行うとともに、新たに事業者協力型自家用有償旅客運送なども検討し、行政、地域、事業者がお互いに補完、代替できる、効率的で利便性の向上する交通体系構築を進めてまいります。また、バス運行事業者、JR西日本等に対しても積極的に働きかけ、公共交通環境全体の利便性の向上や利用促進等に取り組んでまいります。 中国横断自動車道岡山米子線の4車線化については、岡山自動車道の賀陽・有漢インターチェンジ間と、米子自動車道の江府・溝口インターチェンジ間の暫定2車線区間の約8キロが事業許可され、岡山道の全線4車線化が決定しました。要望活動に共に汗をかいてきた議会の皆様に改めて感謝申し上げます。今後も岡山県や沿線市町と連携し利用促進に取り組むとともに、NEXCO西日本等に事業の早期完成を要請してまいります。 市道の整備ですが、観光地蒜山の価値を高めるために政策的に取り組んでいる市道上中井川線は、本年度の完成を目指し、鋭意改良工事を進めているところであります。 道路維持修繕についてですが、舗装については、舗装長寿命化修繕計画に基づき、順次進めておるところであり、本年度は市道草加部線を含む22路線を修繕し、道路交通の安全を確保してまいります。また、将来の除草経費削減のため、路肩コンクリートの設置を検討してまいります。 橋梁については、橋梁長寿命化修繕計画により、浜橋などの9橋の修繕を行うとともに、美田野橋など15橋の調査設計を実施することとしております。さらに、法定点検に基づき、緊急性のあるものは早急に対応するとともに、集約、撤去を含め、将来を見据えた維持管理コストの軽減と平準化を進めてまいります。 河川しゅんせつについては、昨年度、私も関わって創設された国の緊急浚渫推進事業債を活用し、門行川など市が管理する河川のしゅんせつを実施します。また、県の管理河川においては、岡山県河道内整備実施計画に基づいた対策が促進されるよう、引き続き強力に要請し、氾濫や浸水リスクの低減を図ってまいります。 水道事業については、安定した水の供給を図るため、月田地区老朽管改良工事や久世配水池建設事業を実施します。また、中・長期的な視点で経営状況を把握し、老朽化した水道施設の更新等を計画的に進め、持続可能な経営を確保してまいります。 下水道事業については、雨水流入箇所の調査や管路更新による不明水を抑制し、処理費用の削減に取り組み、有収率の向上を図ります。また、施設の機能診断と最適整備構想の改定を行い、健全で持続可能な下水道事業の経営に取り組んでまいります。 4つ目は、夢ある子育て、人づくりと豊かな文化づくりであります。 大学や国、県の研究機関の誘致は、真庭市の念願であり、未来への投資であります。地域の強みや特色を生かす観点から、昨年度、林業・木材・木造建築教育・研究ゾーン構想検討委員会を設立したところであります。既に4月からは、岡山大学新工学部において建築教育プログラムがスタートしており、来年度の大学院カリキュラムとしてインターンシップ制度の充実が予定され、市としても岡山大学や関係機関と具体的な受入れ体制などの協議を進めております。また、日本政策投資銀行や住友林業など、検討組織の参加団体も増えており、期待の高さを感じております。今後構想の具体化に向けて、大学や関係機関等との協議、調整をスピード感を持って進めるとともに、参加団体の充実にも取り組んでまいりたいと考えております。 市内の県立高校については、3月19日に県立高校の校地整備方針・学科設置等についてが公表され、勝山高校が普通科単科校、真庭高校が経営ビジネス科、食農生産科、看護科となることが決定しました。校地統合が市内の教育環境の低下につながることのないよう、地域活性化の拠点として高等学校を位置づけ、両校の一体的な整備と特色や魅力の向上を行うこと、さらに市としての支援や関与方針を総合教育会議や教育振興基本計画の改訂の議題としながら、専門家も交えて議論していきます。また、岡山県に対しても、市の考え方を伝え、支援の働きかけを強力に行ってまいります。なお、久世校地の跡地について、県と協議を始めました。 次に、産むこと、育てることの支援ですが、出会いの場の創出や経済的要因等を軽減する支援制度などを強化し、成婚数の増加を目指します。特に新婚生活費用の支援については、今年度事業費を倍増したところです。また、縁結び推進委員会を中心として、結婚に積極的になれない人に出会いの場を提供するなど、市内の結婚推進活動を支援してまいります。 はぐくみセンター、子育て世代包括支援センターでは、新型コロナウイルスの影響などで外出が難しい妊産婦の負担や不安を軽減するため、対面や電話での相談に加え、保健師や栄養士がSNSとウェブ会議システムを通じてマンツーマンで対応する子育てオンライン相談を3月から開始しております。特にSNS相談では、今までに264人の登録があり、子育て情報を随時配信するとともに、多くの方から寄せられる相談に丁寧に対応しております。妊産婦や子育ての保護者が、コロナ禍であっても安心して相談できる環境を引き続き整備してまいります。また、新型コロナウイルス感染症の重症化リスクの高い妊婦の方に対し、感染を予防するための経費を支援する妊婦臨時特別給付金支給事業など、安心して出産、育児できるよう、積極的な支援を行ってまいります。 幼児教育施設の整備については、真庭市子ども・子育て支援施設整備計画に基づき進めており、今年度から木山保育園と米来幼稚園を認定こども園として開園したところです。さらにこのたび、民間事業者から認定こども園設立に向けての提案がありました。この件も含めて、保育、教育ニーズが多様化する中、様々な観点からの意見をお聞きするために、真庭市子ども・子育て会議の設置に向けて本定例会に設置条例を提案しておりますので、御審議のほどよろしくお願いいたします。 学校教育では、郷育、ふるさと学習を核としたキャリア教育を重視し、子どもたちがふるさとを知り、学び、考える取組の充実を図るとともに、地域が学校運営に参画する学校運営協議会を今年度新たに6校に設置し、市内9校がコミュニティ・スクールとして、地域と共にある学校づくりを進めてまいります。また、小学校全校でのバイオマスツアーの実施や、ARコンテンツを活用した真庭版SDGsスタートブックの作成等、SDGsの理解促進に向けた事業を強化、推進します。 また、インクルーシブ教育の視点に立ち、人々の多様な在り方を認め合う共生社会の実現に向け、誰もが安心して過ごすことのできる学校づくりを支えます。通常学級において特別な支援が必要な児童・生徒への支援として、木山小学校に通級サテライト教室を開設し、市内3校、遷喬小、八束小、木山小での運営を始めます。教育環境の整備については、一人一人に応じた学びを大切に考え、1人1台端末をはじめ、ICT機器の整備を進めるとともに、活用に向けた取組を充実させてまいります。 また、学校トイレの洋式化と乾式化については、災害時の避難所として機能する市内小・中学校の体育館トイレの改修を優先的に行ってまいりましたが、今年度は校舎内トイレにも着手し、全学校が快適で衛生的な環境となるよう、整備を進めてまいります。 学校給食については、令和4年度から落合学校給食共同調理場を運用開始する予定で、現在の5共同調理場と8単独調理場体制が、6共同調理場と1単独調理場の体制となります。これを機に、市内全ての学校給食調理場の管理運営と給食費収納事務とを一元化するための最適な組織体制を検討してまいります。また、学校給食は、郷育の一環です。児童・生徒と地元農業生産者との交流授業や、食材を通じた真庭の豊かさを知る機会として、学期ごとに実施している真庭食材の日に加えて、給食に真庭特産品を1品追加する真庭特産品プラスワンの日を新たに開始しております。 真庭市の図書館の未来像についてまとめた真庭市図書館みらい計画を5月に策定し、誰もが多様で豊かな生活を送るため、真庭市立図書館は市民や団体による地域自治の拠点として積極的な役割を果たすことをその使命としました。この使命達成に向け、計画に示したアクションプランを着実に進めてまいります。また、市立図書館と学校図書館との連携強化に向けて、ボランティアの力もお借りしながら学校図書館蔵書のデータ化に取り組み、児童・生徒や教員が全市立図書館と学校図書館の資料を横断的に検索可能となり、読書や学習活動に活用できる環境構築を進めてまいります。 文化財の保管についてですが、特に重要文化財は市内の博物館、資料館等で展示し、その他の古文書や民具、出土遺物などの各種保管資料は旧北房公民館、旧勝山図書館、旧蒜山郷土館などに分散して収蔵しています。この改善を図るため、旧阿口小学校校舎を収蔵施設として再生し、一元的かつ適切な管理に努める方針です。 旧遷喬尋常小学校については、今年度、校舎の整備・活用基本構想を策定します。あわせて、事業実施に必要な事前調査と校舎保存活用計画策定に向け、文化庁や岡山県教育庁、専門機関等と協議を重ねてまいります。また、昨年度作成したPR動画のネット配信や、市内の子どもたちが建物の歴史や価値について学び、観光客へのガイドを行う子ども学芸員養成講座を開催するなど、貴重な文化遺産の価値を市民や全国に発信し、多くの人にその価値を周知するとともに、地元の歴史や文化に目を向けるきっかけづくりに努めてまいります。 また、7月に開館する蒜山ミュージアムでは、オープニング企画として隈研吾氏の建築模型等の展覧会を開催します。市民や観光客の方など、市内外から多くの来館者を期待しており、真庭から発信する文化や芸術をぜひ体感いただきたいと考えております。 スポーツの振興に関しては、共生社会の実現に向けて、誰もが一緒に楽しむことのできるパラスポーツ等の普及に併せて、施設のユニバーサルデザイン化や心のバリアフリーに向けた取組を進めてまいります。 オリンピック・パラリンピック関連の諸行事については、先般公道での開催を中止し、岡山市と津山市の会場で実施した聖火リレーには、真庭市内から選ばれたランナーも参加し、笑顔で五輪の炎をつなぎました。 5つ目は、行政、地域経営──市民目線でカイカク、カイゼンをするという──についてであります。 市民参画による市政推進については、市民の御意見を聞く場として、市長と話そう!を継続的に実施してまいります。積極的に地域に出向き、皆様の声に耳を傾け、政策、事業形成のヒントにしてまいります。コロナ禍ではありますが、今後も地域活性化に向けて積極的に活動されている方々など、直接市民の意見を聞くことができる貴重な場として積極的に開催し、その中で私自身も学び、成長し、市政充実につなげてまいります。 行政経営については、第2次総合計画の改訂に基づき、行政経営大綱を改訂し、事務分掌や組織機構の改善等、行政事務全体の見直しを進めてまいります。また、今年度から設置したdX推進室と行政経営を連携させた行政dXの推進、事務の効率化など、全職員が「カイカク、カイゼン」を念頭に不断の改革を進めてまいります。さらに、昨年度策定した真庭市dX戦略計画を基に、dX推進室を中心に関係部局の連携の下、真庭市のdX──Digital Transformation、dXというちょっと説明をしております。デジタル技術を活用した、社会、経済、行政分野の刷新、改革、利便性向上ということで、北欧の学者が言い出したものでありますが──を進める推進体制の構築や強化、さらに職員のdXマインドの育成、具体的なdX施策のアクションプランとなる実施計画を策定します。 また、dX推進の基盤となる行政事務のデジタル化への対応については、国の示すシステム統合のロードマップなどに即して、まずは真庭市をはじめとする県北部11団体の会員が共同で設立したデータセンターである一般社団法人岡山中央総合情報公社が運営している基幹系システムの更新に着手することとしております。公共施設の管理については、今後とも利用者ニーズや地域特性などを踏まえつつ、公共施設等総合管理計画及び再配置方針に基づき、真庭市にふさわしい公共施設の再配置を推進し、持続可能な地域経営を進めてまいります。 人材育成については、昨年度に引き続き内閣府と厚生労働省に研修生として職員を派遣するとともに、岡山県や総社市などの職員の人事交流も引き続き行っており、幅広い視野を持って業務に取り組むことのできる職員の育成を行います。また、新型コロナウイルス感染症により、首都圏やその他大都市圏での研修が中止される中、オンラインによる研修を活用し、多くの職員が研修の機会を持てるように努めてまいります。 財政運営についてですが、現時点において真庭市の財政はどの指標を見ても健全な状況ですが、一般会計300億円規模のうち、税収が50億円程度と一般財源に乏しく、歳入の約4割を占める交付税は、昨年度実施された国勢調査による人口減の影響により基準財政需要額が減少することから、理論上は令和3年度から交付額は減少することとなります。しかしながら、これまで国庫財源や有利な地方債の活用など、堅実な財政運営を実施してきた結果、令和2年度末で総額約300億円弱の基金を確保しています。今後、「カイカク、カイゼン」を不断に進めて筋肉質の体質をつくり、上手な財政運営に努めていくならば、この基金を活用して未来の真庭への有効な投資を大胆に実行し、地域価値を高める政策を推進できる確信を持っています。 続きまして、令和3年度6月補正についてであります。 今回の補正予算について説明いたします。 一般会計については、7億9,500万円を補正し、予算総額323億9,400万円、前年度同期と比べ40億5,000万円、11.1%の減となっております。10万円支給がなくなっております。この大幅減の主な要因としては、ここに書いてます。昨年度新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として計上した特別定額給付金事業約45億円の削減によるものです。なお、特別会計、公営企業会計を合わせた真庭市全体の令和3年度6月補正後の予算総額531億600万円、前年度同期に比べ34億9,500万円、6.2%の減となっております。 その内容を説明いたします。 まず、新型コロナウイルス感染症対策として、集団接種を含むワクチン接種体制確保のための新型コロナウイルス予防接種事業1億1,997万8,000円、学校の和式トイレを洋式へ改修する小・中学校施設整備事業1億3,026万7,000円、災害に備え、福祉避難所での感染対策を支援する福祉避難所感染対策緊急支援事業650万円等を、経済対策としては新型コロナウイルス感染症の影響を受けた市民生活を支援するとともに、消費を喚起し経済循環を促進するプレミアム付商品券事業1億2,000万円、市外在住の子どもや家族、親戚、友人などに真庭の地域産品を送ることを支援する真庭おもいやり事業1,800万円、飲食店等の感染予防対策に係る経費を補助する飲食店等コロナ対策応援事業1,505万円等を、また生活文化支援として、コロナ禍により活動の制約を受けている市内の文化芸術活動団体等に公演などの映像配信や運営に係る経費を補助する文化芸術コロナ対策緊急支援事業150万円等を計上しています。 次に、市政推進上の政策的事業として、2050年までの脱炭素社会の実現を見据えた再生可能エネルギーの有効な活用などの調査研究を行う2050カーボンニュートラルまにわ構築事業に1,000万円、真庭市の地域資源を活用した学習やキャリア教育における小・中学校との連携、一貫性を高め、市内の高等学校の魅力化を進める高校魅力化推進事業730万4,000円、平成30年7月豪雨で浸水した地区の効果的な対策について調査、検討する落合垂水地区雨水対策調査事業1,761万1,000円、全ての消防団員の活動服を更新する消防団員用装備品購入事業4,682万6,000円、市内に分散している文化財資料を旧阿口小学校校舎を改修して一元的かつ適切に管理する文化財収蔵施設整備事業4,145万円、昨年秋に焼失した蒜山そばの館を再建築し、蒜山地域の産業振興をさらに進めるそばの館整備事業1億6,200万7,000円等を計上しています。 以上、17年目の真庭市政がスタートするに当たり、私の決意と市政に対する基本姿勢、施政方針、6月補正について申し上げました。 今、日本はコロナウイルス感染症という厳しい現実に直面しています。しかし、コロナ禍は私たちに多くのことも同時に教えてくれています。一極集中の弊害が明らかとなり、低密度居住地である真庭のような中山間の価値と可能性が再認識されました。加えて、真庭市民が感染された方々に温かく対応するすばらしい、共生の心を有していることも実証されました。このような真庭市で、市民と行政が手を携え、共に歩んでいくならば、地域の活力を維持し、希望と元気のあるまにわを実現できると確信しております。今後とも、市民、市議会、行政が、「近き者喜び、遠き者来る」真庭をつくっていこうではありませんか。4年後、真庭市は二十歳になります。立派に成人した真庭市になるよう、皆さん共に頑張りましょう。 なお、今定例会では、報告3件、専決1件、条例や予算議案など11件、総数15件の御審議をお願い申し上げます。また、諸議案の内容については、日程に沿い順次説明いたしますが、慎重御審議の上、適切な御議決を賜りますようお願い申し上げ、開会に当たっての私の所信とさせていただきます。 ○議長(小田康文君) 市長の所信表明が終わりました。 ここで換気のため休憩といたします。 再開は午前10時45分からといたします。            午前10時36分 休憩            午前10時45分 再開 ○議長(小田康文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これより議事日程に入ります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により議長において3番黒川愛君、4番淺野和昭君を指名いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第2、会期の決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 本定例会の会期は、あらかじめ議会運営委員会において決定しておりますとおり、本日から7月9日までの29日間とし、会期中の日程は配信しております定例会運営予定表のとおりにすることに御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) 御異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から7月9日までの29日間とし、会期中の日程は配信しております定例会運営予定表のとおりとすることに決定しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第3、報告第2号令和2年度(2020年度)真庭市一般会計予算繰越明許費繰越計算書についてから日程第5、報告第4号令和2年度(2020年度)真庭市下水道事業会計予算繰越計算書についてまでの3件を一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 太田昇君。 ◎市長(太田昇君) ただいま一括上程いただきました報告第2号令和2年度真庭市一般会計予算繰越明許費繰越計算書についてから報告第4号令和2年度真庭市下水道事業会計予算繰越計算書についてまでの報告3件について説明いたします。 報告第2号令和2年度真庭市一般会計繰越明許費繰越計算書については、本年3月の第2回真庭市議会定例会において繰越明許費の議決をいただき、歳入歳出予算を翌年度に繰り越しましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により、繰越計算書を調製し、本定例会において報告するものであります。 次に、報告第3号令和2年度真庭市水道会計予算繰越計算書について及び報告第4号令和2年度真庭市下水道事業会計予算繰越計算書については、地方公営企業法第26条第3項の規定により、それぞれ歳入歳出予算を翌年度に繰り越しましたので、繰越計算書を調製し、本定例会において報告するものであります。 以上でありますが、詳細につきましては、それぞれ担当者から補足の説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 市長の提案説明が終わりました。 補足説明を求めます。 中谷総務部長。 ◎総務部長(中谷由紀男君) それでは、報告第2号令和2年度真庭市一般会計予算繰越明許費繰越計算書について補足説明をさせていただきます。 議案集の2ページを御覧ください。 この繰越計算書については、国の令和2年度補正予算に伴う新型コロナウイルス感染症対策事業をはじめ、予防接種法に基づき希望する市民へのワクチン接種を実施する新型コロナワクチン予防接種事業等37事業、総額16億4,465万6,000円を繰り越しております。 3ページから9ページの表に、款項、事業名ごとに金額、翌年度への繰越額、それにその右に財源内訳を記載しております。繰り越した事業につきましては、事業の早期発注、早期完了に向け、鋭意進めてまいります。 以上、報告第2号の補足説明とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(小田康文君) 頭山建設部長。 ◎建設部長(頭山龍一君) それでは、報告第3号及び第4号につきまして補足説明をさせていただきます。 まず、報告第3号令和2年度真庭市水道事業会計予算繰越計算書についてですが、議案集の11、12ページを御覧ください。 繰越事業につきましては、公共下水道事業及び農業集落排水事業の管渠工事に伴います水道管の支障移転でございます。繰越理由としましては、次に説明いたします報告第4号の下水道管渠工事と同一断面に施工するものでありますから、合わせて繰越しいたしました。財源内訳は、お目通しください。 次に、報告第4号令和2年度真庭市下水道事業会計予算繰越計算書についてですが、議案集の13、14ページを御覧ください。 公共下水道事業では、久世地区管渠工事を、また特定環境保全公共下水道事業では蒜山第2浄化センター長寿命化のための実施設計を、また農業集落排水事業では宮地地区管渠更新工事を繰り越しております。主な理由としましては、新型コロナウイルスによります工事に必要な材料の確保が困難であったこと等によるものでございます。 なお、工事につきましては6月末に、また実施設計につきましても9月末に完成予定としております。財源内訳につきましては、国・県の補助金等になります。詳細につきましては、お目通しください。 以上、報告第3号及び報告第4号の補足説明とさせていただきます。 以上です。 ○議長(小田康文君) 補足説明が終わりました。 これより質疑を行います。 質疑のある方は報告番号を述べてからお願いいたします。 それでは、質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで日程第3、報告第2号から日程第5、報告第4号までの報告3件を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第6、専決第3号令和3年度(2021年度)真庭市一般会計補正予算(第2号)についてを議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 太田昇君。 ◎市長(太田昇君) ただいま上程いただきました専決第3号令和3年度真庭市一般会計補正予算(第2号)について説明いたします。 このたびの補正予算は、国において創設された子育て世帯生活支援特別給付金の支給について、早急に予算措置の必要があり、議会を招集する時間的余裕がないため、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分を行い、同条第3項の規定により議会に報告し、承認を求めるものであります。 以上でありますが、詳細につきまして担当者から補足の説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 市長の提案説明が終わりました。 補足説明を求めます。 中谷総務部長。 ◎総務部長(中谷由紀男君) それでは、専決第3号令和3年度真庭市一般会計補正予算(第2号)について補足説明をさせていただきます。 予算資料のほうの御準備をいただきたいと思います。 真庭市補正予算概要説明書5月補正一般会計(第2号)の2ページを御覧ください。よろしいでしょうか。 補正予算(第2号)については、歳入歳出それぞれ2,117万円を増額し、歳入歳出予算総額315億9,964万1,000円を計上しております。 歳入では、子育て世帯生活支援特別給付金事業費補助金等を国庫支出金として増額しております。 歳出では、民生費で低所得者の児童手当受給世帯等に児童1人当たり5万円を支給する子育て世帯生活支援特別給付金支給事業を増額しております。令和3年5月28日に専決処分を行った後、支給事務を早急に進め、児童手当受給世帯等には6月25日に支給するよう準備を進めております。このほか家計が急変した方等については、申請を受け付け、随時支給を実施してまいります。 以上、専決第3号の補足説明とさせていただきます。よろしくお願いします。
    ○議長(小田康文君) 補足説明が終わりました。 これより質疑を行います。 質疑はございませんか。 24番河部辰夫君。 ◆24番(河部辰夫君) コロナ対策は非常に厳しいものがあると思うんですが、各自治体でもそれぞれ手を打っております。当然のことながら我々もそのことを耳にするわけですが、今後の展開次第ではもう少し増額するということも予想されますか、お聞きいたします。 ○議長(小田康文君) 答弁を求めます。 岸本健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岸本真治君) お答えします。 今回の事案につきましては、国の制度にのっとって対応しているものでございますので、この金額についての増額については当面考えてございません。 以上です。 ○議長(小田康文君) 24番河部辰夫君。 ◆24番(河部辰夫君) ということは、全国どこでも同じことを言うんですが、ただ真庭市として、この部分はこのようにするとかというようなことは考えられませんか。というのは、各自治体でやられとることが全て国の統一したものじゃ、私はないと思っとんですよ。真庭市としたら、こういうことがやられるんじゃないかということは検討したことがありますか。 ○議長(小田康文君) 答弁を求めます。 岸本健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岸本真治君) 取りあえず真庭市内の生活実態について、今後社会福祉協議会等とも情報共有しながら、情報収集に努めてまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(小田康文君) ほかにございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで専決第3号に対する質疑を終わります。 次に、委員会付託及び討論省略についてお諮りいたします。 本案は、会議規則第37条第3項の規定に基づき委員会付託及び討論を省略し、直ちに本会議において審議することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) 異議なしと認めます。よって、専決第3号は委員会付託及び討論を省略し、直ちに本会議において審議することに決しました。 それでは、これより採決いたします。 お諮りいたします。 日程第6、専決第3号令和3年度(2021年度)真庭市一般会計補正予算(第2号)については原案のとおり承認することに賛成の方の挙手を求めます。            〔賛成者挙手〕 ○議長(小田康文君) 挙手多数であります。よって、専決第3号については原案のとおり承認されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第7、議案第41号真庭市心身障害者医療費給付条例の一部改正についてを議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 太田昇君。 ◎市長(太田昇君) ただいま上程いただきました議案第41号真庭市心身障害者医療費給付条例の一部改正について、その概要を御説明いたします。 議案第41号真庭市心身障害者医療費給付条例の一部改正については、所得税法及び地方税法等の一部改正による個人所得課税の見直しに伴う心身障害者医療費受給資格への影響を避けるため、給付資格者の所得制限判定に準用する老齢福祉年金制度に定められた税負担軽減措置の適用期間を令和3年7月からとするため、条例の所要の改正を行うものであります。 以上でありますが、詳細につきましては担当者から補足の説明をさせますので、御審議賜り、適切な御議決をいただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 市長の提案説明が終わりました。 補足説明を求めます。 澤山生活環境部長。 ◎生活環境部長(澤山誠一君) 失礼いたします。 議案第41号真庭市心身障害者医療費給付条例の一部改正について補足説明をさせていただきます。 議案のほうは、議案書16ページからになります。説明は、18ページの新旧対照表を御覧ください。 今回の改正は、附則に経過措置を1項目、第5項として追加するものであります。 心身障害者医療費公費負担制度の受給資格は、老齢福祉年金の所得制限額を適用して行っております。老齢福祉年金制度における税制改正に伴う所得限度額の改正は、令和3年8月1日となっており、令和3年7月1日から前年所得を用いて資格判定を行う心身障害者医療費公費負担制度と1か月のずれを生じて、この間に資格判定を受ける者に不利益を生じる可能性がございます。このため、今年7月の心身障害者医療費公費負担制度の資格判定については、老齢福祉年金制度の所得限度額改正が7月1日にあったものとみなす経過措置を設け、実施するものでございます。 以上、議案第41号の補足説明とさせていただきます。よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 補足説明が終わりました。 これより質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで議案第41号に対する質疑を終わります。 次に、委員会付託省略についてお諮りいたします。 本議案は、会議規則第37条第3項の規定に基づき委員会付託を省略し、直ちに本会議において審議することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) 異議なしと認めます。よって、議案第41号は委員会付託を省略し、直ちに本会議において審議することに決しました。 これより討論・採決を行います。 それでは、日程第7、議案第41号真庭市心身障害者医療費給付条例の一部改正についてに対する討論はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで議案第41号に対する討論を終わります。 それでは、これより議案第41号について採決を行います。 お諮りいたします。 議案第41号真庭市心身障害者医療費給付条例の一部改正については原案のとおり決することに御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) 御異議なしと認めます。よって、議案第41号については原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第8、議案第42号押印を求める手続きの見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてから日程第14、議案第48号動産の買入れについてまでの7件を一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 太田昇君。 ◎市長(太田昇君) ただいま一括上程いただきました議案第42号押印を求める手続きの見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてから議案第48号動産の買入れについてまでの議案7件につきまして、その概要を御説明いたします。 議案第42号押印を求める手続きの見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定については、市民の利便性向上及び行政事務の効率化を図るため、条例に規定する押印を求める手続を見直すこととした関係条例の所要の改正を行うものであります。 次に、議案第43号真庭市職員定数条例の一部改正については、消防職員の年齢構成の平準化を安定的に行うため、暫定的に一定期間、定数を102名とする条例の改正を行うものであります。 次に、議案第44号真庭市手数料条例の一部改正については、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正により、個人番号カードは地方公共団体情報システム機構が発行するものとして同機構が手数料を定め、その徴収事務を市に委託できることとされたため、条例の所要の改正を行うものであります。 次に、議案第45号真庭市子ども・子育て会議条例の制定については、子育て環境のさらなる充実を図り、出生数を維持していくため、子ども・子育て支援法第77条の規定に基づき、真庭市の附属機関として真庭市子ども・子育て会議を設置し、及び同会議の組織及び運営に関し必要な事項を定めるため、条例を制定するものであります。 次に、議案第46号動産の買入れについては、コミュニティバス1台を買い入れるに当たり、予定価格が2,000万円以上でありますので、地方自治法第96条第1項第8号等の規定により、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第47号工事請負契約の締結については、生ごみ等資源化施設整備工事につきまして、予定価格が1億5,000万円以上でありますので、地方自治法第96条第1項第5号等の規定により、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第48号動産の買入れについては、給食配送車3台を買い入れるに当たり、予定価格が2,000万円以上でありますので、地方自治法第96条第1項第8号等の規定により、議会の議決を求めるものであります。 以上でありますが、詳細につきましては、それぞれ担当者から補足の説明をさせますので、御審議賜り、適切な御議決をいただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 市長の提案説明が終わりました。 補足説明を求めます。 有元総合政策部長。 ◎総合政策部長(有元均君) それでは、議案第42号押印を求める手続きの見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について補足説明をいたします。 議案集の20ページを御覧ください。 今回の整備条例は、行政手続における市民の利便性向上及び行政事務の効率化を図るため、令和3年3月に策定をいたしました真庭市押印見直し指針に従って、条例に押印を求める手続等が定められているもののうち、見直しを要するものについて、該当する手続を定めた部分の削除と所要の改正を一括して行うために制定するものであります。 まず、第1条、真庭市固定資産評価審査委員会条例関係については、審査申出書の押印を不要とし、口頭意見陳述、口頭審理、実施調査等を行う場合の口述書及び調書に要する署名、押印を署名のみに改めるものであります。 次に、第2条、真庭市職員の服務の宣誓に関する条例関係については、職員の服務の宣誓の際、任免権者に提出する宣誓書に要する署名、押印を署名のみに改め、併せて条例に定められた様式から印、丸印ですね、印の字句を削除するものであります。 なお、21ページから25ページに新旧対照表を掲げておりますので、お目通しください。 以上、議案第42号の補足説明とさせていただきます。 ○議長(小田康文君) 中谷総務部長。 ◎総務部長(中谷由紀男君) それでは、議案第43号真庭市職員定数条例の一部改正について補足説明をさせていただきます。 議案集の26、27ページを御覧ください。 この条例改正は、消防職員の年齢構成の平準化を安定的に行うため、令和4年度から令和17年度の間、消防職員の定数「98名」を「102名」に改正し、令和18年度に98名に戻すよう改正するものであります。 現在の定数のままでは、令和2年度から令和6年度までの5年間は退職予定者が1人しかおらず、退職補充という考え方では年齢構成を是正することができません。このため退職者のいない年度の翌年度においても職員を採用するとともに、退職者の多い令和14年度以降の採用者数を抑え、段階的に職員数を98名に戻すこととするものであります。 なお、定数実数が102名となるのは、令和7年度から令和14年度の間を見込んでおります。 以上、議案第43号の補足説明とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(小田康文君) 澤山生活環境部長。 ◎生活環境部長(澤山誠一君) 議案第44号真庭市手数料条例の一部改正について補足説明をいたします。 議案集31ページを御覧ください。 この改正は、手数料条例から個人番号カードの再交付手数料の項を削るものです。 個人番号カードの再交付については、市の事務として条例に基づいて手数料を徴収しておりましたが、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の改正により、法に基づく委託事務とされたことにより条例で定める必要がなくなったために削除するものでございます。 続いて、議案第46号、動産、コミュニティバスの借入れについての補足説明をいたします。 議案集42ページを御覧ください。 購入物件は、コミュニティバス用中型バス32人定員1台で、契約の方法は条件付一般競争入札、契約金額は2,029万5,000円で、契約の相手方は岡山県真庭市向津矢、有限会社落合自動車整備工場であります。5月14日に入札を執行しておりますが、入札結果については43ページのとおりであり、落札者とは5月19日に仮契約を締結し、納期は10月29日としております。更新計画に基づき、蒜山久世ルートの車両を更新するもので、購入車両は日野自動車製のバリアフリー車両で、車椅子にも対応したノンステップバスであります。主要諸元、装備品、バスの外観等は44ページから45ページに参考資料として添付しておりますので、お目通しをお願いいたします。 続いて、議案第47号工事請負契約の締結についてでございます。 この工事は、設計施工方式による生ごみ等資源化施設の新設工事であります。 議案集の46ページをお開きください。 契約の方法は、公募型プロポーザル方式による随意契約で、令和3年1月8日に真庭市生ごみ等資源化施設事業者選定委員会においてプロポーザル審査会を行い、優先交渉権者を選定いたしました。契約金額は、38億1,700万円であります。契約の相手方は、西原環境・梶岡建設特定建設工事共同企業体であり、代表者は株式会社西原環境関西支店支店長森元裕氏であります。 この施設は、生ごみ、し尿、浄化槽汚泥をメタン発酵により処理し、液肥を製造する施設で、全国的にも事例の少ないものとなっております。優先交渉権者決定に当たって、有識者委員から、選考例が少なく、技術面の十分な確認が必要ではないかといった意見をいただきました。このことについて、外部の専門家などからも御意見をいただきながら協議を重ね、液肥の安定的な製造や安全性の確保について一定の結論が得られたため、各分野の専門家の方々にその内容について評価をしていただき、5月24日付で仮契約に至りました。この施設は、提案による設計施工方式で建設され、全国でも事例のない機器の採用などもあり、契約では設計瑕疵を10年としており、設計に起因する機器の異常等には受注者の責任で対応することとしております。 なお、工期は令和6年3月31日までとなっております。 議案集47ページから52ページに、参考資料として見積調書、工事概要、配置図、立面図等を添付しておりますので、お目通しください。 以上、議案第44号、議案第46号、議案第47号の補足説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 岸本健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岸本真治君) それでは、議案第45号真庭市子ども・子育て会議条例の制定について補足説明をさせていただきます。 議案集34ページを御覧ください。 昨年度改訂いたしました第2次真庭市総合計画に基づき、市内の子育て環境をさらに充実させ、出生数を維持し、町の持続可能性を高めていくことが重要でございます。このため、子ども・子育て支援法第77条の規定に基づき、子ども・子育て支援に関する施策の総合的かつ計画的な推進に関し、必要な事項や当該施策の実施状況について調査審議を行う真庭市子ども・子育て会議を設置するとともに、その運営に関し必要な事項を定めるため、当該条例を制定するものでございます。 条例の詳細につきましては、議案集35ページのほうを御覧いただければと思います。 なお、同会議設置に合わせまして、真庭市附属機関設置条例及び真庭市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例も所要の改正を行うこととしております。 以上、議案第45号の補足説明とさせていただきます。 以上です。 ○議長(小田康文君) 赤田教育次長。 ◎教育次長(赤田憲昭君) 議案第48号動産の買入れにつきまして補足説明をいたします。 議案集の53ページを御覧ください。 購入物件は、学校給食配送車3台で、現在建設中で令和4年度から運用を始める落合学校給食共同調理場に配備する車両であります。契約方法につきましては、条件付一般競争入札の結果、勝山サービスセンター代表横山正治氏が2,161万5,000円で落札し、令和3年5月10日に仮契約、納期は令和3年12月28日といたしております。 また、55ページから56ページに、主要諸元表など参考資料を掲げておりますので、お目通しをお願いいたします。 以上で議案第48号動産の買入れについての補足説明とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(小田康文君) 補足説明が終わりました。 河部議員、マスクの着用をお願いします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 続きまして、日程第15、議案第49号令和3年度(2021年度)真庭市一般会計補正予算(第3号)についてから日程第17、議案第51号令和3年度(2021年度)真庭市クリエイト菅谷事業特別会計補正予算(第1号)についてまでの予算議案3件を一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 太田昇君。 ◎市長(太田昇君) ただいま一括上程いただきました議案第49号令和3年度真庭市一般会計補正予算(第3号)についてから議案第51号令和3年度真庭市クリエイト菅谷事業特別会計補正予算(第1号)についてまでの一般会計と2件の特別会計の補正予算議案につきまして、その概要を御説明いたします。 このたびの補正予算は、新型コロナウイルス感染症に伴う感染予防や市民生活の支援、経済の活性化に要する経費のほか、市政推進上の政策的事業等につきまして補正予算を計上しております。 会計別では、一般会計で7億9,477万5,000円を増額し、歳入歳出総額323億9,441万6,000円を計上しております。昨年同期と比較して40億4,999万2,000円、11.1%の減であります。特別会計では、425万3,000円を増額しております。会計全体では、7億9,902万8,000円の増額補正を計上しており、補正後の予算総額は531億635万4,000円であり、昨年同期と比較して34億9,522万4,000円、6.2%の減であります。 以上でありますが、詳細につきましては、それぞれ担当者から補足の説明をさせますので、御審議賜り、適切な御議決をいただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 市長の提案説明が終わりました。 補足説明を求めます。 中谷総務部長。 ◎総務部長(中谷由紀男君) それでは、議案第49号令和3年度真庭市一般会計補正予算(第3号)について補足説明をさせていただきます。 説明のほうは、予算資料の真庭市補正予算概要説明書6月補正の2ページを御準備いただきたいと思います。 今回の補正につきましては、国の施策に基づきまして、国庫補助金なり、県の支出金、それから有利な起債を活用した事業になっております。 それでは、歳入の主なものについて御説明をさせていただきます。 国庫支出金では、新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金、予防接種体制確立事業補助金、県支出金では県産材利活用促進対策事業補助金をそれぞれ増額したほか、諸収入では、市有物件共済事業保険金を増額しております。 市債では、そばの館整備事業等に充当する過疎対策事業債、文化財収蔵施設整備事業に充当する合併特例事業債を増額しております。また、一般財源の不足を補うため、財政調整基金繰入金を増額をしております。 次に、歳出の主なものについて説明をいたします。 総務費では、国の企業人材派遣制度を活用した情報化計画推進事業、衛生費では、新型コロナウイルス予防接種事業、2050カーボンニュートラルまにわ構築事業を、商工費では、そばの館整備事業、プレミアム付商品券事業、真庭おもいやり事業、飲食店等コロナ対策応援事業等を計上しております。 消防費では、消防団全員に装備品として団服を購入する事業を計上しております。それから、落合垂水地区の雨水対策調査事業を計上しております。 教育費では、校舎トイレを乾式洋式化するための小・中学校施設整備事業、勝山文化センターホール整備事業、文化財収蔵施設整備事業、高校魅力化推進事業等を計上しております。 次に、申し訳ありませんけど、補正予算書のほうをお開きください。 補正予算書の6月の分の10ページを御覧いただきたいと思います。 第2表債務負担行為補正についてでございますが、先ほど説明しました情報化計画推進事業につきまして、期間と限度額を定めるものでございます。 次に、同じく予算書の11ページを御覧ください。 第3表地方債の補正につきましては、そばの館整備事業等に充当する過疎対策事業債、文化財収蔵施設整備事業に充当する合併特例事業債を計上するに当たり、限度額を増額するものであります。 以上、議案第49号の補足説明とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(小田康文君) 岸本健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岸本真治君) それでは、議案第50号令和3年度真庭市介護保険特別会計補正予算(第1号)について補足説明をさせていただきます。 それでは、補正予算概要説明書のほうをお開きいただければと思います。 3ページの2番を御覧ください。 今回の補正につきましては、高額介護サービス費の自己負担や介護保険施設利用時の利用者負担等を負担能力に応じた負担とするよう、上限額等の見直しがなされるなど、介護保険法施行令等が一部改正されることに伴いまして、システムの改修費を増額するものであります。財源としては、国庫補助金の介護保険事業費補助金と一般会計からの繰入れを充当することとしております。これによりまして、歳入歳出それぞれ49万6,000円を増額し、総額64億1,737万2,000円を計上しております。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 今石美甘振興局長。 ◎美甘振興局長(今石健司君) それでは、議案第51号令和3年度真庭市クリエイト菅谷事業特別会計補正予算(第1号)について補足説明をさせていただきます。 続いて、補正予算概要説明書の3ページの3番を御覧ください。 今回のクリエイト菅谷事業特別会計の補正につきましては、施設の新型コロナウイルス感染症対策として、屋外の空間等を有効に利活用し、利用者の安全対策、利便性向上につながる施設改修を行うものであります。 歳入は、一般会計からの繰入金、歳出はクリエイト菅谷臨時管理費で、それぞれ375万7,000円を増額しております。これによりまして、クリエイト菅谷事業特別会計の歳入歳出総額は1,129万3,000円を計上とさせていただいております。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 補足説明が終わりました。 これで本日予定しておりました議事日程は全て終了いたしました。 定例会運営予定に従い、次回は6月25日金曜日午前9時30分から本会議を開き、一般質問を予定しております。開催については、本日御出席の皆様には別途通知はいたしませんから、御了承をお願いします。 本日はこれをもって散会といたします。 大変御苦労さまでした。            午前11時27分 散会...